ドッジボールをテーマにしたFPS
ノックアウトシティはFPSの難しいところ(主にエイム)を簡略化して、どんな人にも楽しめるようによく練られたゲームです。しかし、もちろん相手が上級者となると難易度は跳ね上がりますし、さらに相手はチームを組んでいるのにこちらは野良だという状況ですと、さらに高難度になります。
ここでは、ノックアウトシティのチームKOをソロでもやっていけるレベルまで上達するにあたって、重要と思われることを記載していきます(1 vs 1では駆け引きのほうが重要になりますが、ここに記載することは常に有効です)。これらを守っていれば、ソロでも充分にやっていけるようになるでしょう。なお、相手がチームを組んでいる場合、どうしてもあちらが有利になってしまいますので、負けてもあまり気にしないことです。時の運もあります。
なお、上級者編はチームKOではなく、基本的に1 vs 1を前提にして書いています。1 vs 1での上級者はゴールドランク以上とします。初級、中級者編とは立ち回りが違いますので注意。
初級~中級者編
初級、中級者は1 vs 1でいうところのブロンズランクからシルバーランクの人を想定しています。
まずチュートリアルを全て終えましょう。操作上で必要なことが全て学べます。しかし、学んだことを全て使用する必要はありません。自分が得意だと思う戦術を採用して、それをメインに立ち回れば大丈夫です。
問題はチュートリアルでは学べない部分です。自分が初級者のころはマッチングする相手も初級者なので、初級者がとりがちな行動を意識して潰していけば、結果はあとからついてきます。
ボール探しと移動
初級者がまずやりがちなのは、ボールを探すことに夢中で危険なところに突っ込んでしまい、気づかないうちに敵にモロバレになってしまうことと、ボールを持ったらすぐにチャージを始めてしまうことです。
特にチャージは相手が初級者であっても音ですぐにバレるので、攻撃を警戒されてしまいます。最初のうちは投げられるいいチャンスがきたときか、もしくは近距離ですでに投げあいになってしまってどうしようもないときだけ、チャージをするようにしましょう。
移動については焦らないことが重要で、むやみに激戦区には突撃せず、各マップの外側のほうをぐるぐる周りながら、まだ誰も拾っていないボールや、激戦区からのこぼれ球を回収するといいでしょう。できるだけ高低差のある通路や壁際を移動し、隠れるようにしながら移動すると倒されにくくなります。
攻撃のチャンスの探し方
低ランク帯といえども、たくさん練習したのか、正面からの攻撃をほぼ完璧にキャッチしてしまうような人たちもいるため、相手を見つけたからといってすぐには投げないようにしましょう。特に相手が正面を向いている場合、まず相手もこちらを視認していますので、いきなり投げてもキャッチされてカウンターされるだけです。できるだけ相手がこちらに気づいていないとわかる状況、もしくは相手の側面か後ろ姿が見えている状況で投げるようにしましょう。
外周を大きく周っていると、そのうちマップ中央や橋のようになっている部分の下のあたりでワーワーやっている場面に出くわします。そこで物陰からこっそりと忍び寄って、相手をロックオンしたらすぐに、つまりあまりチャージせずにボールを投げるのです。ボールの速度は落ちますが、相手にこちらが狙っていることを確認する時間をできるだけ少なくすることで、警戒される可能性が低くなります。物陰から攻撃するときはチャージした状態で覗き込み、もし相手がいたらすぐに投げるというのでも構いません。ロックオン、解除、ロックオン、解除と繰り返して陽動するのも効果的です。
投げ方はどんな投げ方でもいいですが、相手に見えにくいように通常の投げ方以外のほうが効果的です。特に上からのボールは、初級者相手にはかなり強いです。
ボールを持っている状態であれば、激戦区に近いところでウロウロするのもおすすめです。取りこぼしたボールはしばらく転がり続けるのですが、初心者の多くが急いで取りに行こうと追いかけ始めます。それを狙って後ろから攻撃します。
また、初級者はボールの湧く位置をゆっくりでもいいので確実に覚えていきましょう。
接近戦になったとき
接近戦では、初級者は人によってとる行動がばらばらで、どういう行動に出るか読めないところがあります。
相手が攻撃側のとき、もしその人がしっかりチャージしてから投げてくるタイプだったら、キャッチすることを最優先にしましょう。できれば相手を画面中央におさめつつ距離をとるようにして、キャッチしたらすぐに投げ返してカウンターを狙います。
チャージせずに投げてくるタイプと超近距離で出会った場合は、いくら弾速が遅いといってもキャッチする時間的余裕が少ないので、体当たりを狙って手放したボールをとって反撃するか、あるいは敵を画面内に入れたまま後退して逃げるかしたほうがいいでしょう。
こちらが攻撃側のときは、フェイントを多用しましょう。特に弾速に緩急をつけるのがおすすめです。速いボールを何度か投げて速球に慣れさせたあと、すぐに遅いボールを投げると、たいていの人は対応できません。
中距離以上でロックオンされたとき
初心者でやりがちなことは、ロックオンされたときにすぐにパニックになってタックルを連発してしまうことです。タックルはうまく使えばキャッチよりもリスクが低いシーンもあるのですが、基本的に発動後の隙が大きいので、相手が投げたことをきちんと確認してからでないといいようにやられてしまうことになります。キャッチもタックルも、いずれにしても結局は集中的な練習が必要ということです。
ロックオンされたときは落ち着いてロックオンしている人のいる方向を向いて、飛んでくるボールに備えましょう。ほかの敵が近くにいても関係なく、今自分を狙っている相手に集中したほうが安定します。3 on 3ではたとえ敵の一人のボールを完璧にキャッチできたとしても、同時に別の敵が全然違う方向から投げてきて被弾するということが起こってしまうので、このへんは少し運要素も絡んできます。ですから、それが起こってしまったら運が悪かったと諦めて、少なくとも一人の敵にはしっかり対処できるように癖をつけましょう。
複数の敵に狙われていて、かつどの敵も視認できていないときは、一か八か画面枠の赤い警告の変化に合わせてタックルをして逃げる手もあります。このような状況ではキャッチよりも着弾点をずらすほうが助かるケースがあります。
防御のやり方
敵にロックオンされていると、画面端が赤く表示されます。慣れないうちはそこに注意を向ける余裕がないかもしれませんが、最初のうちは画面端が赤くなったらとにかくダッシュその他あらゆる方法を使って、敵をまくことを考えたほうがいいでしょう。チャージの段階や特殊ボールの種類によっては非常に高速で飛んでくるので、キャッチを狙うよりも壁や高低差を利用して逃げることを重視するほうが安全です。
もちろんキャッチの練習を積むことも大切ですし、自信があればキャッチ優先でも大丈夫です。画面端の警告はボールが近づくと波打って知らせてくれますので、キャッチを狙う場合はとにかくそちらを向いて、音をよく聴いてキャッチを狙いましょう。
自分がボールになることのリスク
ランクが低いうちは自分はボールにならないほうがいいです。仲間が効果的な使い方を理解していないおそれがあるので、敵にキャッチされて逆に攻撃に利用されたり、外や穴に放り投げられて倒されるだけです。
ただし、一本橋で繋がれた屋上のステージでは、ボールになった仲間をフルチャージして敵陣に遠投すると、うまくいけば一気に相手を倒せる可能性もあります(相手が比較的集まって行動しているなら)。
パスを多用することが重要
チームKOではパスが重要です。パスを受け取るとチャージの段階が上がるからです。たとえソロであったとしても、頻繁にパスを出してあげれば仲間もパスを出してくれますし、もしパスを出し合っているときに近くに敵がいれば、彼らから見れば相手は投げるのか投げないのかという判断に加えて、「どちらが投げるのか?」という判断も追加されるため、とっさの行動が遅れがちになるのです。チャージの段階も上がって弾速が早くなるので、初級者はパニックになってタックルを連発したり、あるいは何もできずにやられてくれさえするかもしれません。
相手がチームの場合
ただチームを組んでいるだけで全員上手ではない場合を除いて、三人ともチームの場合、こちらが全員野良ですと多くの場合は絶望的です。二人がチームの場合も、もちろん相手次第であることは間違いありませんが、どうしても難易度が上がります。これは通常のFPSでもそうですが、この手のゲームでは意思の疎通ができて、かつ統一感のある行動ができるというのはとても強いのです。
逆にいえば、こちらがソロであってもある程度仲間の近くをうろつくようにしていれば、その仲間とリンチまがいの一方的な攻撃を仕掛けられる可能性が生まれますので、ボールを持ったら暗殺にばかり意識を向けるのではなく、まずは仲間にパスすることを考えるといいでしょう。ただ、その仲間がどうしようもなく下手だったりすると、巻き添えでこちらも一緒にやられるリスクが出てきます。
カメラの使い方
慣れないうちは難しいかもしれませんが、たとえばボールを発見して取りに行こうとしているとき、進行方向とは違う方向にカメラを向けて、できるだけ周囲に「本当に敵がいないのか?」ということを確認しながら取りに行きましょう。このランク帯ではほとんどいないと思いますが、意図的にボールを落としておいて、自分は別のボールを持って隠れて待つという罠をはっている場合もあります。
また、通路の角に出るときや部屋の入り口などでは、必ずクリアリングを行いましょう。FPSではこれができないと話になりませんが、このゲームでも重要です。たとえば通路が右側に曲がっているなら、念のためまずはボールを構えてチャージした状態で右の壁に沿って進み、ちょうど角のあたりでキャラクターを左に動かし、同時にカメラのほうはその角のすぐ左の空間を常に中央にとらえる続けるように動かすのです。初級者はばったり敵に出くわすと、驚いて判断が遅れますので、もし敵がいたらすぐに投げてしまっても構いません。
ヘッドフォンを使う
このゲームは一般的なFPSよりも展開が早いので、足音をよく聴いて敵の在不在を確認するという作業は、最初のうちはそれほど重要ではないかもしれません(1vs1は別)。しかし、心配ならヘッドフォンを使うとよいでしょう。
どちらかというと、このゲームでは足音よりも相手のチャージの音や投げる音を瞬時に聴き取ることのほうが重要です。
慣れてきたら挟み撃ちを狙う
キャッチやタックルにも慣れてきたら、仲間と挟み撃ちすることを狙いましょう。敵が分散したときにこちらが二人以上の仲間と行動しているときはチャンスです。いきなり攻撃してキャッチの機会を与えてしまうよりも、防御に徹しながら相手の反対側か真横に移動して相手の頭上を通してパス回しをして、真横か後ろからボールを当てます。これはどんな上級者でも原理的に取れないので、仲間と意思の疎通ができそうなときは積極的に狙っていきましょう。
ここまでできれば中級者
基本的にはシルバーランクくらいの人までは、ここまで書いてきたことを守るだけで倒せます(1vs1については上級者編で書きます)。毎回MVPを取ることもあたりまえのようになります。これらが全てできるようになったら、すでに中級者の水準に達していると考えてよいでしょう。
もともとFPS経験があって得意だという人は最初からどれもできているでしょうから、ランクが低いからといって弱いとは限りません。
文章で書くと多く感じますが、一つ一つは簡単なことですので、必ずできます。
上級者編
感度は8から9
敵の位置がわからず、しかしチャージの音が聴こえたという状況では、瞬間的にそちらに向く必要があるので、感度は高くしたほうが生存率が上がります。このゲームでは自動でロックオンしてくれるので、通常のFPSと違い、高感度が原因でエイムがうまくいかないということにはなりにくいです。個人的には左右の感度を8か9くらいにしておくといいと思います。縦方向の感度はあまり上げないほうがいいでしょう。なぜなら縦方向を高くしてしまうと、うっかり斜めに入れてしまっただけでかなり上下を向いてしまうので、特にボールを持っていない状況では危険です。
攻撃を始める側には常にリスクがある
相手が上級者になってくると、お互いの心理の読み合いに発展することもザラです。また、上級者はキャッチが非常にうまいので、正面から投げるのは危険です。投げると見せかけて投げずに姿をくらまし死角で待機して、出てきたところを当てるという戦略は効果的ですが、相手も当然そのことを考えるので、実はすぐに裏の裏をかいてぐるっとまわり込んできていて、気づいたらあなたは後ろから攻撃されて倒されていた、ということも起こりえます。上級者相手の場合、最初に攻撃を始める側のほうがリスクが高くなるという状況が充分にありえます。キャッチを完璧だと思えるほど練習しておけば、少しは心の支えになるでしょう。
二つのボールを用意して弾速に緩急をつける
初級・中級編でも少し書きましたが、上級編でも緩急をつけることは効果的です。私達の脳には高度な適応能力がありますが、それが裏目に出て、高速度や特定のリズムに慣れた状態から、突然急に低速度や違うリズムがくると、軽い認識の混乱が起こります。速いボールのあとに遅いボールを投げると、上級者でも反応がワンテンポ遅れることがよくあります。
そこで、まずボールの発生位置など、足元に一つボールがある場所まで別のボールを持った状態で移動し、敵が向かってきたら持っていたチャージ済みの高速のボールを投げ、すかさず足元のボールを低速で投げます。同じ方向からくると、たとえ上級者といえど完全な対応は難しいでしょう。しかし、この戦略を読まれると対策されますので、バレないように上手に誘導する必要がありますし、連発は禁物です。
マップに精通する
さらに上級者はマップも熟知しており、強いポイントと弱いポイントを知っているため、見通しのいいところなどには無防備には出てこないことが多いです。このような上級者とやりあうときは、相手の思考パターンや行動パターンを想定してその裏をかく行動をとってみて、うまく機能するようならそれを採用するという確認作業も、ときには大切になってきます。ただ、相手の対応パターンももちろん多いので、同じ戦略を続けていると相手も学習してすぐに通用しなくなることもあり、柔軟に対応する必要があります。
1 vs 1で技術と判断力の精度を高める
上級者はとにかく1 vs 1で技術の精度を高めましょう。余計な雑音がないぶん、読み合いと駆け引きが重要になってきますが、ここでは精度を高めるための訓練ですので、守りに徹するパターン(カウンター狙い)と攻撃に徹するパターンで、それぞれに特化した行動を集中的に行います。
防御に徹する練習
守りに徹するパターンでは、基本的には敵を視界に入れたまま後退しつつ、障害物や段差にひっかからずに移動する練習や、こちらから投げあいを始めるのではなく、相手からのボールを確実に取るための練習が主となるでしょう。相手が投げた音が聴こえた瞬間に、できればその前に敵のいる方向を向いて、全てのキャッチを完璧の状態でできるように訓練しましょう。また、これは攻撃に徹するパターンでも同様ですが、相手のボールがあたる直前に、ボールにボールをぶつけて撃ち落とす練習も有効でしょう。
攻撃に徹する練習
攻撃に徹するパターンでは、どんなときでも前進しながら、速いボールも遅いボールも確実に取れるようになるための練習が主となるでしょう。攻撃に徹するパターンでは、相手のフェイントにひっかからないようにするための瞬間的な判断力を高めることと、近距離であっても相手の投げのリズムを読んで、相手が投げた瞬間に完璧なタイミングで相手のボールをキャッチできるように、適切な距離を用意することと、相手の性格を読んで「置きキャッチ」を用意すること、キャッチしたら即投げ返す超近距離でのカウンター、緩急の付け方などが重要となるでしょう。
基本戦略はカウンター狙い
個人的にどちらの場合にも有効だと思われるのは、基本的にカウンター狙いで行動することです。自分が投げる音で相手の投げる音がかき消されてしまうことで、相手に有利な瞬間が生まれてしまうため、全体的に「まず完璧に受けてから投げ」を基本戦略とするのがいいと思います。ただ中級者くらいならともかく、即投げは接近戦のみにしたほうがいいでしょう。中~長距離では、こちらに完全に気づいていないとき以外はほぼ確実に取られます。
上級者はボールを投げない
上級者は少しでも確実性の高い状況でないかぎり、なかなかボールを投げてきません。たいていボールをずっと温存します。それはボールを持っている状態のほうが有利だと知っているからです。ボールを拾うモーションや投げるモーションに若干の隙があるからです。自分はボールを持っていないけれども相手はボールを持っているという状況は非常に危険です。だからといってタックルで落とそうとするのも危険です。タックルにはさらに大きな隙があるからです。
ボールを落とさせるためにはどうしてもタックルの練習をしなければなりません。タックルの届く限界距離をしっかり覚えて、その距離まで近づいてもまだ相手がフェイントすることに気をとられて投げていなければ、タックルを当てられるチャンスです。
上級者を倒すための多くのヒント
読み合いと駆け引きが重要なのでフェイントがメインとなりますが、ふつうのフェイントではありません。
たとえばとても上手な人は、近距離戦でボールをキャッチしたあとに180度振り返って走り出すふりをして、次の瞬間にまた180度振り返ると同時にボールを投げてきたりします。もはや普通のFPSのエイムみたいなものです。「移動するのか?」という選択肢を生ませて、思考が一瞬とまったその隙をついて投げてくるわけです。人間の反射神経には限界があるので、近距離戦でこれを上手にやられるとひとたまりもありません。しかし相手も人間ですから、こちらもぜひこのようなフェイントのテクニックを取り入れましょう。
一度当てたあとは、被弾覚悟で相手が投げた直後に同時に投げて倒してしまうのも一つの手です。負けが一つ入るだけで人の精神は意外に揺らいでしまうからです。あるいは逆に、揺らがせるのではなく一つの考えに固定させるために、ずっとカーブしか投げないようにして、油断したところでチャージなしでふつうにまっすぐ投げると、意外と引っかかってくれることもあります。
上級者であっても、速いボールに慣れているせいか、案外ゆっくりしたボールを取れない人が多い印象です。手持ち以外のボールを足元に一つ以上用意し、手持ちはチャージした状態で、タックルが届かない位置をキープしながらじりじり距離を縮め、最初はそのまま投げ、即座に足元のボールを投げるフェイントをうまく取り入れましょう。ジャンプしながら接近し、回転して変化球を投げると見せかけて直球を投げるのも効果的です。
直球で何度かキャッチしあったあとは、すぐに投げ返すのではなく、相手が置きキャッチを空振りしたのを確認してから投げるのがおすすめです。途中でリズムを崩して相手のスカを狙う戦略で、意図的に速球勝負を挑むのですが、これは近距離でも中距離でも強いです。長距離でもないかぎり、レベル3以上のボールの速度になると反射神経だけで取ることは難しいので、どうしても置きを選択するプレイヤーが多いのです。置きのミスを狙っていることがばれてきたら、ストレートではなく変化球にスイッチします。特に近距離で上から落としてやると、一瞬視界からボールが消えてしまうので、認識に隙が生まれる可能性があります。
特に相手の近くにいることがわかっているときは、相手の位置をできるだけ早く確認するために、ジャンプを多用しましょう。ジャンプのあとに回転すればより高い位置まで見ることができます。ジャンプを多用する場合は、チャージは限界まで溜めるのではなく、ちょっと溜めてはダッシュで溜めを解除することを繰り返したほうがいいです(ジャンプ中でも解除できます)。チャージがいっぱいの状態では音が大きいので、こちらが相手を確認するよりも先に気づかれて警戒されてしまうおそれがあります。
チャージをいっぱいまで溜めるのではなく、細かく溜めたり解除したりを繰り返しながら移動することには、ほかにも攻撃面でメリットがあります。特に相手が物陰に隠れているとき、うっかりちょっとでも姿を見せてくれれば瞬時にロックオンできるので、そのまま隠れている相手を壁越しに見続けることが可能になります。そうして変化球を投げてやります。これは相手がまだ自分の位置はバレていないと思い込んでいる状況で威力を発揮します。
カウンター狙いで防御をかため、詰め寄ってきた相手を倒すタイプの敵には、多少リスクを負ってでもボールを投げるのか投げないのか全く予想できないようなランダムな投げ方を繰り返し、その上で距離を詰めてやることで、早くボールを落としたいという気持ちにさせてやる必要があります。そのような相手と向き合っているときは、できればいっぱいまでチャージした状態で、さきほど書いたようにジャンプしながら(しかし歩いている時間のほうが少し多いようにして)少しずつ接近し、我慢できずにタックルしてきたところでそれを乗り越えて、そのまま相手の頭上に叩きつけます。
経験上、接近戦でこの「相手を乗り越えて真上から当てる」で勝つことが多いです。
タックルの狙い方ですが、相手のタックルがぎりぎり当たるところまで近づくと、ボールを落とそうとしてタックルしてくる人が多いです。そこで、事前にタックルしてくると予想して、当たるラインまで接近した瞬間にジャンプしながらスティックを後ろに倒して、タックルの当たらないギリギリの距離まで離れ、そのまま頭上から落とします。
お互いにボールがないが、目の前にボールがあって取り合いになりそうだという状況では、敵の多くがタックルしてきます。愚直に取り合いに入るのではなく、取ると見せかけて横にそれるなどして相手の視界から消え、タックル後の硬直に向かってタックルしてボールを奪い取るのがおすすめです。
ここまで書いてきたことを相手に合わせてさまざまに組み合わせたりスイッチしたりすることで、ゴールドランク以上には安定して到達できるでしょう。
私も自分で自分を上級者と呼ぶようなことはまだできませんが、このゲームを攻略するために重要なことは、ひとまずこれくらいだろうかと思います。基本的にはFPSを踏襲したゲームですから、攻略に必要なこともFPSとほとんど同じです。
現在攻略中。
コメント